ペルー/非常事態宣言について
- 2022.12.15
- ペルー
1週間前の12月7日(水)カスティージョ前大統領の罷免されたことでデモ抗議などが発生しており、ラティーノニュースとしてワールドカップサッカー決勝・クリスマス・年末年始に向けて落ち着くと期待と望みがありましたが、残念ながら市民団体によるデモ抗議の行進が増え、さらに一部では暴動化し、アレキパ、クスコ、ナスカ、プーノなど数ヶ所では道路封鎖があり、一部空港への危害もありました。
そのため、暴動の鎮静化を目的として【非常事態宣言】を発表し、これから警察に加えて軍も安全確保のために出動されます。
https://www.gob.pe/institucion/mindef/noticias/679910-gobierno-declara-estado-de-emergencia-a-nivel-nacional-para-restablecer-la-tranquilidad-y-el-orden
【非常事態宣言】に伴い、各地でのデモ抗議が鎮静化できる見込みがありますが、市民団体は国会閉鎖、再選挙などのを求めており今週中の国会のの判断にによってデモ抗議が続く可能性があります。
https://gestion.pe/peru/politica/defensoria-insta-al-congreso-a-priorizar-el-proyecto-de-adelanto-de-elecciones-ante-crisis-social-dina-boluarte-rmmn-noticia/
【非常事態宣言】発表前の現地時間12月14日18:00までの影響について下記のとおりになりますが、今後状況が変わる可能性がありますので新たな情報が入り次第ご連絡させて頂きます。
【空港】
リマ国際空港:通常どおりですが、安全のため空港へのアクセスが規制されており、近辺へのアクセスも規制のため航空券を持つ搭乗者のみアクセス可能です。お見送り・お出迎えも規制されております。
14日(水)はクスコ空港(CUZ)、プーノのフリアカ空港(JUL)、アレキパ(AQP)は閉鎖しております。
各フライトはキャンセルされております。15日(木)でも閉鎖が続くと懸念されております。
https://www.lima-airport.com/en/
https://www.latamairlines.com/pe/es/prensa/comunicados/cancelamos-nuestra-operacion-desde-y-hacia-arequipa
【道路】
ペルー全土各地でデモ行進によって道路封鎖が相次いでおります。道路管理事務所PROVIASの道路封鎖アプリによると52か所での支障が出ております
:http://wsgcv.proviasnac.gob.pe/emergenciavial
首都リマの道路封鎖が殆どありませんが、ナスカ地上絵へのアクセスであるイカ州への道路封鎖が発生しております。
クスコではマチュピチュ村への列車オリャンタイタンボ駅周辺、ウルバンバなどでも道路封鎖
されております。この影響により日本、米国、メキシコ、などの観光客を乗せたバスが立ち往生していると
報道されております。https://tnews.com.pe/cusco-200-buses-con-turistas-varados/
【列車】
昨日13日(火)、本日14日(水)現地時間はクスコ~オリャンタイタンボ~マチュピチュ村に列車を運行する
ペルーレイル社、インカレイル社は運行中止されました。また15日(木)の運行中止も決定しております。
16日(金)以降のオペレーションは未発表です。 https://incarail.com/en/
https://www.perurail.com/news/suspension-of-our-operations-as-of-december-15-2022/
https://www.perurail.com/news/suspension-of-operations-this-tuesday-december-13/
この影響によりマチュピチュ村からクスコへ戻れないスペイン、米国、メキシコなどの観光客700人前後が
マチュピチュ村に滞在されております。
https://www.la-razon.com/mundo/2022/12/14/cientos-de-turistas-varados-en-machu-picchu-por-protestas-en-peru/
【観光施設】
マチュピチュ遺跡を含む各遺跡・観光施設は14日(水)に閉鎖されており、15日(木)以降の再開について未発表です。
https://www.culturacusco.gob.pe/noticia/imagen/comunicado-cierre-de-la-red-de-caminos-inka-y-pan-machupicchu/
その他、道路封鎖により一部で食糧や燃料の運送が影響が出ておりますので市内公共交通手段、レストラン、商店などへの影響もあると報道されております。
https://rpp.pe/economia/economia/combustibles-bloqueos-impiden-el-normal-abastecimiento-en-regiones-noticia-1453575?ref=rpp
https://rpp.pe/economia/economia/protestas-en-peru-como-se-afecto-el-abastecimiento-de-alimentos-noticia-1453627?ref=rpp
非常事態宣言は30日間有効ですが、短縮・延長する可能性もありますので新たな情報が入り次第ご連絡させて頂きます。
※その他の国・過去のニュースはこちら:https://www.t-latino.com/new/index.php
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以下 在ペルー日本大使館発信情報
From: 在ペルー日本国大使館
Sent: Thursday, December 15, 2022 3:55 AM
Subject: ペルー全土に対する非常事態宣言の発出(報道)
○14日、国防大臣が、ペルー全土を対象とした30日間の非常事態宣言が閣議で決定されたと発表しました(報道)。
○国内4カ所の空港が閉鎖されています。
○国内主要幹線の約50カ所で道路封鎖が行われています。鉄道も各地で運行が中断されています。
○国内各地で、抗議参加者による侵入・放火・略奪、治安当局との衝突による死傷者が確認されています。
○非常事態宣言期間中、人身の自由、住居の不可侵、集会の自由及び通行の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。
○不要不急の外出をせず、自身の安全の確保を最優先してください。
1 12月7日のカスティージョ前大統領の罷免に対する抗議活動は、ペルー国内各地において継続しています。
2 報道によれば、14日、オタロラ国防大臣が、暴力的な抗議活動に対応するため、ペルー全土を対象とした30日間の非常事態宣言が閣議で決定されたと述べたと報じられています。同大臣の発言によれば、今後、官報をもって詳細が周知されます。また、同大臣は、「強力で権威ある」対応をすると述べており、抗議活動に対抗する治安当局の対応も、一層徹底したものになる可能性があります。
3 14日現在、抗議活動による破壊活動や安全確保が困難であるとの理由で、以下の空港が閉鎖されています。状況によっては、今後、他の空港が閉鎖になる可能性も排除されませんので、留意してください。
・アプリマック州 アンダワイラス空港
・アレキパ州 アルフレッド・ロドリゲス・バジョン国際空港
・クスコ州 アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港
・プーノ州 インカ・マンコ・カパク国際空港(フリアカ市)
4 14日現在、国内主要幹線の約50カ所で道路封鎖が行われています。鉄道も各地で運行が中断されています。道路封鎖に遭遇した際は、無理に通過しようとせずに、安全な場所で事態の沈静化を待つことをお勧めします。抗議参加者の抗議の矛先は、ペルー政府だけでなく、富裕層にも向いていることを念頭においてください。
5 国内各地で、抗議参加者が、民間企業の工場、政府関係施設、インフラ施設、市中の商店に侵入・破壊・放火・略奪するなどして、治安当局との衝突により死傷者が確認されています。不要不急の外出を避けて、抗議活動を目撃した場合には、絶対に近づかず、自身の安全の確保を最優先してください。
6 非常事態宣言の発出により、ペルー国内では警察と軍が治安対策にあたり、期間中、人身の自由、住居の不可侵、集会の自由及び通行の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。
7 ペルーへ渡航・滞在を予定される方、及び既に滞在中の方は、不測の事態に巻き込まれないよう、以下のような安全対策を心掛け、十分注意してください。
(1)報道等で最新の治安情報の入手に努める。
(2)所持品は最小限度に留め、目につかないように携行する。身分証は必ず携行する。
(3)普段は比較的安全と思われる場所でも注意を怠らない。
(4)強盗に遭遇した場合、抵抗することにより傷害、殺人事件に発展するケースもあるため絶対に抵抗はせず、身の安全を第一に行動する。
(5)デモ等が実施された場合には近づかず、デモ等に遭遇した場合は速やかにその場から離れる。
(6)抗議活動が暴徒化した場合の標的になる可能性のある政府機関や警察関連施設には、必要のない限り近づかない。
(7)渡航・滞在する場合、道路封鎖等に備え、普段より時間に余裕をもって行動する。
【問い合わせ先】
在ペルー日本国大使館 領事部
Av. San Felipe 356,Jesus Maria, Lima, Peru
電話:(+51-1)219-9551
consjapon@li.mofa.go.jp
https://www.pe.emb-japan.go.jp/inicio_jp.html
そのため、暴動の鎮静化を目的として【非常事態宣言】を発表し、これから警察に加えて軍も安全確保のために出動されます。
https://www.gob.pe/institucion/mindef/noticias/679910-gobierno-declara-estado-de-emergencia-a-nivel-nacional-para-restablecer-la-tranquilidad-y-el-orden
【非常事態宣言】に伴い、各地でのデモ抗議が鎮静化できる見込みがありますが、市民団体は国会閉鎖、再選挙などのを求めており今週中の国会のの判断にによってデモ抗議が続く可能性があります。
https://gestion.pe/peru/politica/defensoria-insta-al-congreso-a-priorizar-el-proyecto-de-adelanto-de-elecciones-ante-crisis-social-dina-boluarte-rmmn-noticia/
【非常事態宣言】発表前の現地時間12月14日18:00までの影響について下記のとおりになりますが、今後状況が変わる可能性がありますので新たな情報が入り次第ご連絡させて頂きます。
【空港】
リマ国際空港:通常どおりですが、安全のため空港へのアクセスが規制されており、近辺へのアクセスも規制のため航空券を持つ搭乗者のみアクセス可能です。お見送り・お出迎えも規制されております。
14日(水)はクスコ空港(CUZ)、プーノのフリアカ空港(JUL)、アレキパ(AQP)は閉鎖しております。
各フライトはキャンセルされております。15日(木)でも閉鎖が続くと懸念されております。
https://www.lima-airport.com/en/
https://www.latamairlines.com/pe/es/prensa/comunicados/cancelamos-nuestra-operacion-desde-y-hacia-arequipa
【道路】
ペルー全土各地でデモ行進によって道路封鎖が相次いでおります。道路管理事務所PROVIASの道路封鎖アプリによると52か所での支障が出ております
:http://wsgcv.proviasnac.gob.pe/emergenciavial
首都リマの道路封鎖が殆どありませんが、ナスカ地上絵へのアクセスであるイカ州への道路封鎖が発生しております。
クスコではマチュピチュ村への列車オリャンタイタンボ駅周辺、ウルバンバなどでも道路封鎖
されております。この影響により日本、米国、メキシコ、などの観光客を乗せたバスが立ち往生していると
報道されております。https://tnews.com.pe/cusco-200-buses-con-turistas-varados/
【列車】
昨日13日(火)、本日14日(水)現地時間はクスコ~オリャンタイタンボ~マチュピチュ村に列車を運行する
ペルーレイル社、インカレイル社は運行中止されました。また15日(木)の運行中止も決定しております。
16日(金)以降のオペレーションは未発表です。 https://incarail.com/en/
https://www.perurail.com/news/suspension-of-our-operations-as-of-december-15-2022/
https://www.perurail.com/news/suspension-of-operations-this-tuesday-december-13/
この影響によりマチュピチュ村からクスコへ戻れないスペイン、米国、メキシコなどの観光客700人前後が
マチュピチュ村に滞在されております。
https://www.la-razon.com/mundo/2022/12/14/cientos-de-turistas-varados-en-machu-picchu-por-protestas-en-peru/
【観光施設】
マチュピチュ遺跡を含む各遺跡・観光施設は14日(水)に閉鎖されており、15日(木)以降の再開について未発表です。
https://www.culturacusco.gob.pe/noticia/imagen/comunicado-cierre-de-la-red-de-caminos-inka-y-pan-machupicchu/
その他、道路封鎖により一部で食糧や燃料の運送が影響が出ておりますので市内公共交通手段、レストラン、商店などへの影響もあると報道されております。
https://rpp.pe/economia/economia/combustibles-bloqueos-impiden-el-normal-abastecimiento-en-regiones-noticia-1453575?ref=rpp
https://rpp.pe/economia/economia/protestas-en-peru-como-se-afecto-el-abastecimiento-de-alimentos-noticia-1453627?ref=rpp
非常事態宣言は30日間有効ですが、短縮・延長する可能性もありますので新たな情報が入り次第ご連絡させて頂きます。
※その他の国・過去のニュースはこちら:https://www.t-latino.com/new/index.php
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以下 在ペルー日本大使館発信情報
From: 在ペルー日本国大使館
Sent: Thursday, December 15, 2022 3:55 AM
Subject: ペルー全土に対する非常事態宣言の発出(報道)
○14日、国防大臣が、ペルー全土を対象とした30日間の非常事態宣言が閣議で決定されたと発表しました(報道)。
○国内4カ所の空港が閉鎖されています。
○国内主要幹線の約50カ所で道路封鎖が行われています。鉄道も各地で運行が中断されています。
○国内各地で、抗議参加者による侵入・放火・略奪、治安当局との衝突による死傷者が確認されています。
○非常事態宣言期間中、人身の自由、住居の不可侵、集会の自由及び通行の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。
○不要不急の外出をせず、自身の安全の確保を最優先してください。
1 12月7日のカスティージョ前大統領の罷免に対する抗議活動は、ペルー国内各地において継続しています。
2 報道によれば、14日、オタロラ国防大臣が、暴力的な抗議活動に対応するため、ペルー全土を対象とした30日間の非常事態宣言が閣議で決定されたと述べたと報じられています。同大臣の発言によれば、今後、官報をもって詳細が周知されます。また、同大臣は、「強力で権威ある」対応をすると述べており、抗議活動に対抗する治安当局の対応も、一層徹底したものになる可能性があります。
3 14日現在、抗議活動による破壊活動や安全確保が困難であるとの理由で、以下の空港が閉鎖されています。状況によっては、今後、他の空港が閉鎖になる可能性も排除されませんので、留意してください。
・アプリマック州 アンダワイラス空港
・アレキパ州 アルフレッド・ロドリゲス・バジョン国際空港
・クスコ州 アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港
・プーノ州 インカ・マンコ・カパク国際空港(フリアカ市)
4 14日現在、国内主要幹線の約50カ所で道路封鎖が行われています。鉄道も各地で運行が中断されています。道路封鎖に遭遇した際は、無理に通過しようとせずに、安全な場所で事態の沈静化を待つことをお勧めします。抗議参加者の抗議の矛先は、ペルー政府だけでなく、富裕層にも向いていることを念頭においてください。
5 国内各地で、抗議参加者が、民間企業の工場、政府関係施設、インフラ施設、市中の商店に侵入・破壊・放火・略奪するなどして、治安当局との衝突により死傷者が確認されています。不要不急の外出を避けて、抗議活動を目撃した場合には、絶対に近づかず、自身の安全の確保を最優先してください。
6 非常事態宣言の発出により、ペルー国内では警察と軍が治安対策にあたり、期間中、人身の自由、住居の不可侵、集会の自由及び通行の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。
7 ペルーへ渡航・滞在を予定される方、及び既に滞在中の方は、不測の事態に巻き込まれないよう、以下のような安全対策を心掛け、十分注意してください。
(1)報道等で最新の治安情報の入手に努める。
(2)所持品は最小限度に留め、目につかないように携行する。身分証は必ず携行する。
(3)普段は比較的安全と思われる場所でも注意を怠らない。
(4)強盗に遭遇した場合、抵抗することにより傷害、殺人事件に発展するケースもあるため絶対に抵抗はせず、身の安全を第一に行動する。
(5)デモ等が実施された場合には近づかず、デモ等に遭遇した場合は速やかにその場から離れる。
(6)抗議活動が暴徒化した場合の標的になる可能性のある政府機関や警察関連施設には、必要のない限り近づかない。
(7)渡航・滞在する場合、道路封鎖等に備え、普段より時間に余裕をもって行動する。
【問い合わせ先】
在ペルー日本国大使館 領事部
Av. San Felipe 356,Jesus Maria, Lima, Peru
電話:(+51-1)219-9551
consjapon@li.mofa.go.jp
https://www.pe.emb-japan.go.jp/inicio_jp.html