概略
世界最南端の都市。ブエノスアイレスから3,250Km。南極から約1,000Km。1520年マゼランの一行が海峡を通過しているとき、フエゴ島の原住民が暖をとるため海岸で火を燃やしているのを見て、「ティエラ・デル・フエゴ=火の国」と名づけた。階段状に立ち並ぶ家並みがビーグル海峡に美しく影を映すこの町は小さな港町だが、年間不凍の良港であり、また南極ツアーの出発地でもある。ただし年間を通して風が強く、観光のベストシーズンは夏の10月~4月の間である。
アクセス
空路 | ウシュアイア空港(Aeropuerto de Ushuaia) ◎主な航空会社 ウシュアイア空港は、町の南に突き出した半島にある。セントロから約7Km。空港と市内を結ぶバスはなく、タクシー利用で約15分。 |
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陸路 | リオ・グランデからは数社がそれぞれ毎日運行。所要時間:約4時間 ◎主なバス会社 |
気温
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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気温(H) | 15 | 14 | 12 | 10 | 6 | 5 | 5 | 6 | 9 | 11 | 13 | 13 |
気温(L) | 6 | 5 | 4 | 2 | 0 | -1 | -1 | -1 | 1 | 2 | 4 | 5 |
降雨量 | 31 | 33 | 48 | 50 | 55 | 55 | 46 | 61 | 40 | 35 | 35 | 41 |
*(H) = 平均最高温度 / (L) = 平均最低温度
*降雨量(mm)で表記
亜南極気候のため、夏は寒いが厳しい寒さではなく日照時間も長い。日本の冬至はアルゼンチンの夏至にあたり、ウシュアイアなど南部では白夜に近い状態になる。逆に、冬は夜の長い時期になる。
観光スポット
◆世界の果て博物館(Museo del Fin del Mundo)マイブー通りとリバダビア通りの角。ヤーガン族、オーナー族、アラカルフ族等の生活用品を展示している他、パタゴニアに生息する鳥類の剥製などもある。図書館もありパタゴニアに関する本は閲覧可能。 |
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◆ビーグル水道(Canal Beagle)フエゴ島、ナバリノ島、オステ島の間にある海峡をビーグル海峡と呼ぶ。大西洋と太平洋を結ぶ水路でもあり、アルゼンチンとチリの国境にもなる。大西洋から太平洋迄は約320kmの距離になり、ここウシュアイアは大西洋から約10km地点。水路の狭い所では1km程しかない。ここの観光も全てクルーズを利用する現地ツアーに参加することがお薦め。 |
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◆ティエラ・デル・フエゴ国立公園(Parque Nacional Tierra del Fuego)1960年に国立公園に指定された広さ63,000ヘクタールの公園。ウシュアイア市内から西に約11km。90種以上の動物や南極ブナの森林が楽しめる公園内は高低差が少なく、ハイキングやトレッキングもおすすめ。ビーグル水道と多くの岩島も公園内から展望できます。 |
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◆世界の果て号(Tren del Fin del Mundo)ティエラ・デル・フエゴ国立公園内一部を走る観光列車。元々は、ウシュアイア刑務所建設のために伐採した木材を運ぶために使われていた。1947年に刑務所が閉鎖されるまで、世界最南端の鉄道として活動を続けていた。片道50分程度。走行中は英語とスペイン語での案内が入る。 |
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◆元監獄と船舶博物館(Museo del Presidio&Museo Maritimo)かつて監獄として使われていた2階建ての建物。建物内の通路両側に監房が並び、一つひとつが展示室になっている。隣接した同建物内にある船舶博物館には30を越える様々な船の模型や地図などが展示されている。見学: 10月16日~4月30日(毎日)9:00~20:00 5月2日~10月15日(毎日)10:00~20:00 |
レストラン
◆ムスタッチオ(Moustacchio)住所: San Martin 298 |
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◆バル・イデアル(Bar Ideal)住所: San Martin 393 |
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◆ティア・エルビラ(Tia Elvira)住所: Maipu 349 |
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◆ボルベール(Volver)住所: Maipu 37電話: 02901-42-3977 営業: 12:00~14:30 / 19:30~24:00 |