パタゴニア研修【ペリトモレノ氷河編】
- 2017.11.01
- スタッフブログ,山中のラテンアメリカ冒険記録,アルゼンチン
ウシュアイアでの視察を終え、次に向かったのは氷河観光の拠点となるエル・カラファテ!ウシュアイアからカラファテへは空路にて約1時間30分で到着します。
カラファテ到着の翌日はペリトモレノ氷河ミニトレッキングツアーに参加しました!なんと氷河の上を歩くことが出来るという、想像しただけでもワクワクするツアーです。このツアーには年齢制限があり10~65歳までの方がご参加頂けます。また妊娠中の方や健康上に問題のある方は、ご参加頂けないのでご注意下さい。
カラファテの街から混載ツアーのバスに乗り約1時間45分で港に到着。港からトレッキング開始ポイントまでは船で移動します。出航から5分程で遠くの方に氷河が見えてきます。船の上は風が冷たいですが、みんなデッキに上がり待ちきれない様子。もちろん私もそのうちの1人です!遠くに見えていた氷河がだんだん近づいてきてドキドキ、ワクワク。
約20分で対岸に到着。ここから英語ガイドとスペイン語ガイドのグループに分かれます。その後、近くにあるロッジに向かいトレッキング中に必要のない荷物をここに置いていきます。鍵付のロッカーはないので、貴重品等トレッキング中に持ち歩く鞄として小さなリュックなど持っていくと便利です!
途中ガイドの説明を受けながら、ロッジから歩くこと30分、アイゼン装着場に到着です。スタッフが靴のサイズとピッタリ合うアイゼンを探して、手際よく装着してくれます。アイゼン装着後、日本語で「足を開いて歩いて下サイ。」と言われました。アイゼン同士が引っかかって転ばない様にするためなので、しっかりアドバイスを守りましょう!それにしても、日本語がなかなか上手でした。
そして、いよいよ氷河トレッキングスタート!!(所要時間:約1時間30分)
歩き始めるとザクザクと氷を踏みしめるいい音が!楽しくてついつい笑ってしまいます。最初は慣れないアイゼンで歩くのに必死で下ばかり見ていましたが、顔を上げると辺り一面氷河の世界。大感激でした!あまりの壮大さに「いやー、すごい。」と心の声が何度も漏れました。トレッキング中は1列になってガイドが歩いた後を辿ります。道を逸れるとクレバス(氷の割れ目)がある可能性もあるので、必ずガイドに従いましょう。途中、休憩を兼ねた写真タイムが3回程あります。私は体力に自信が無かったのですが、歩くスピードもゆっくりで、休憩もあったので無理なく楽しめました。
トレッキング後は、ガイドが削った氷河の氷入りウイスキーで乾杯!!なのですが、私はあまりお酒を飲まないし、ウイスキーは口にしたことも無かったのでお水で乾杯しました。せっかくなので調子に乗ってウイスキー飲んでみようかとも思いましたが、酔っぱらってしまったらアカン!と思いやめました。
ウイスキーを飲んだりチョコを食べたりと休憩が終わったら、アイゼン装着場へ戻ります。アイゼンを外すのは簡単なので各自で外し返却します。アイゼン返却後はそれぞれロッジへ戻ります。
ロッジに戻ったらランチタイム!暖かいロッジの中でも、外のテーブルで氷河を眺めながらでもそれぞれ好きなスタイルでお昼休憩。
ランチが終わったら船に乗り港へ戻り、午後は展望台から氷河を堪能します。(午前中に展望台、午後にミニトレッキングの場合もあります。)上の方から氷河の全体を見たり、下の展望台から少し近づいて見たりと色んな角度から氷河を大満喫できます。運が良ければ、氷河の崩落もご覧頂けますよ!残念ながら私は見られませんでした。午後からは太陽も出てきたので、氷河がさらに蒼く綺麗に見えました。本当に飽きることなくずっと見ていられます!恐るべし氷河パワー。今まで見たことのない大自然に終始感動し、リフレッシュされました。
山中