メキシコ地震レポート
- 2017.10.20
- スタッフブログ
ラティーノHPの新着情報でもアップしておりますが、地震発生から約1か月が経過し、現地の状況や観光への影響など、実際にこの目で見て参りました。
日本でも連日テレビや新聞などで報道されましたので、ご存知の方も多いと思いますが、9月8日、19日と相次いでメキシコで大きな地震が発生し、特に19日に発生した地震では、メキシコシティの小学校が崩落し多くの子供達が犠牲になった為、衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。
日本に住んでいるので地震には慣れてますし、現地代理店からも大きな影響は無いと情報が入っていましたが、やはりニュースで流れる映像が頭にある為、多少ドキドキしながらメキシコに到着したものの、目に入るメキシコシティの街並みは平穏そのもの・・・。 確かに震源地から離れていますが、それでもテレビで報道されていた、崩壊した建物が沢山あるかの様なあの映像は一体??
一見すると柱が足りてなくて頼りない歩道橋も、何の影響もありません!!
ガラス張りの建物も無傷です!! よく見ると耐震用の建築器具がついてます。
実はメキシコ、良くも悪くも地震の多い国。。。 その為、市内にある多くの建物は大きな地震に耐えられる構造になっているのだそうです。 構想ビルも多く見かけましたが、勿論まったくの無傷です。 もちろん昔からの古い建物は外壁が剥がれるなどの被害はありましたが、崩壊という感じでは無かったです。
ん? そうなると余計にテレビでみた映像が気になる・・・。 日本でも聞いた様な話ですが、やはり悪い事を考える人は万国共通なようで、一部崩落、又は全壊した建物の大部分が手抜き工事により、鉄筋が少なかったりしたのだそうです。 多くの子供達が亡くなった小学校もその中の一つだったそうです。
作業現場の多くは、周辺が立ち入り禁止で近づけませんでしたが、今回見た中で一番ひどかったのはこちらの建物。 ここまでのダメージを受けている建物は、今回の視察中でここだけでした。 感覚としては多少なりともダメージを受けているのは数百軒に一軒くらいの感じでした。
もちろん悪い事を考える人がいれば、良い事を考える人も万国共通な様で、市内の広場では、市民団体などが寄付を集める為のテントを設営し団結を呼び掛けていました。 同様のテントは市内至る所にあり、善意の輪が広がっていました。
今回の地震後、メキシコ政府は素早い対応を見せてライフラインや公共交通機関はほどなく復旧し、海外からの観光客、特に欧米のお客様は普段と同じ様にメキシコを訪れている様でした。 我々も観光を通じて少しでもメキシコの手助けが出来たらと願っております。
メキシコが誇る巨大な都市型遺跡”テオティワカン”は、今日も変わらない姿で皆様が訪れるのをお待ちしております!!