ロライマ・トレッキングまでの道のり。
- 2017.07.19
- スタッフブログ,泉のちょっとそこまで行ってきた,ベネズエラ
前回はどうしてもエンジェルフォールが見たくてカナイマ国立公園に行った。
エンジェルフォールも、そこまでの道のりも、雄大な自然はまるでジュラシックパークの世界。青い「地球」を感じてからだ全部で感動!!!
遠くにそびえるテーブルマウンテン、セスナで上空からみるテーブルマウンテン。 そしたら今度は。。。テーブルマウンテンの上を歩いてみるでしょう!!! と言うことで、普段全くスポーツをしていないにもかかわらずロライマトレッキングにチャレンジすることにしたのでした。
が、しかーし!簡単にはたどり着けない。カラカスからトレッキングスタートの地、サンタエレナまでは定期便が飛んでない!グループならばチャーターすれば飛ぶ事ができるが1人、2人でチャーターするには費用がかかりすぎる。。。そこで貧乏な私は当然陸路移動決定~・・・
まずはカラカスからプエルトオルダスまでは定期便があるので飛行機で。フライトはムチャクチャ早朝06:00。朝07:30にはプエルトオルダスに到着。そこから長い長い長~いドライブが始まるのでした。幸い天気は最高!がんばるで~。
あまりの眠さにボコボコ道もなんのその、白目むいて爆睡。賑やかな音と声に目を覚ます。ランチだ。
国道沿いのレストラン。周りには何もない。しかし炭火でいぶされた美味しそうなアサードのにおいが立ち込める。やばい、こりゃうまい!ピリッとスパイスの効いたチョリソがまたたまらない。
あ~こんなにお肉をたくさん食べたのは久しぶり。肉と一緒に食べるのはイモ。いわゆるキャッサバ?塩気のあるアサードやチョリソと一緒に食べると合う。ウップス。お腹いっぱい。
しばらく走ると小さな町が。プエルトオルダス~サンタエレナの間にはこうした小さな町がいくつもある。時間があれば立ち寄りたい所だが、なんとこの区間の移動距離は約600km。時間をくってはいられないのだ。600kmといったら東京から姫路、いやそれ以上になるだろうか。
日本とは違い南米の夜は危険危険。強盗などに遭わないために必ず明るいうちに目的地に到着する。これ南米の常識。お尻が痛くなろうとも、頑張って行くしかない。
と言うわけで、自分で行っておいてなんだけど陸路移動は決してお勧めしません。あまりに遠すぎる 笑。
途中、川を渡る。このつり橋は今通っている道の前に昔使われていたと言っていたが・・・どう見ても車が通れるようには見えないわぁ。水が抹茶色なのは、この地域の土が溶け出やすいからなのかな?南米っぽーい。笑
真っ赤な土の街、かと思ったら今度は少々山道。急に緑豊かな景色になってきのこ岩の奇岩が出現。
そして立ち寄ったドライブイン(ドライブインって懐かしい感じだけど、ここは決してサービスエリアでもなく、パーキングでもないかな、と。道の駅とでも言いましょうか。)でトイレ休憩。
ここでガソリンを少し入れたけどすごい車の列。原油がたくさん産出されるベネズエラだけど、どこもガソリンスタンドの列がすごい。
ここでは軽い食事もできる。裏手にはさっき見た茶色く濁った川と全く違い、コーヒー色のそれでいて山から流れ出てくる透明な川が。なんでこんなにも色が違う!?
長い休憩の時間はない!さて再出発~。ここで時間は14:30。あとはひたすら走る、走る、走る。み、見よ!このまっすぐな道を・・とにかく何もない。。。そして時折現れる結構大きな穴ぼこを避ける遠心力とよけきれなかった時のガツンッの衝撃を耐える事1時間半。
16:30にトレッキングツアーの拠点となる町、サンタエレナにようやく到着~。あ~疲れたわ~い。
宿泊は街の中心からちょっと山を登ったYAKOO LODGE。コテージタイプの宿泊棟が並び、小さいながらもプールもあります。
夜はこのプールで若者たちが音楽をかけながら誕生日パーティーをしていました!
施設はお世辞にも整っているとは言えないけれど、でも宿泊するには十分。快適でした。あ、エアコンはありませんので昼間はあち~です。でも夕方になると爽やかな風と共にコロコロと虫の鳴き声が聞こえ自然に囲まれているなぁと実感できました。
さて、翌日からのトレッキングに備えて必要なものと置いていくものに分類。
私もやっぱり日本人、荷物を減らさなくてはと思いつつ、寒かったら・・暑かったら・・とついつい快適を求めてしまい大荷物に。これが後に大きな後悔につながるのでした。。。
先に行っておきます。荷物はできるだけ減らしましょう!!! 笑
明日はいよいよロライマトレッキングに出発~。 おやすみなさーい。 続く。