アルゼンチンの中部パタゴニアにボスケ・ペトリフィカード『化石の森』と呼ばれるところがある。
なにやら6500万年前の化石がゴロゴロ転がっている場所らしい。
いったいどんなところなんだろう?ということで実際に行ってみました!
アルゼンチンパタゴニア中部、大西洋に面した町コモドロリバダビアから西に約180キロ。
パンパと呼ばれる平原を抜け2時間もすると荒涼としたごつごつの岩山と渓谷となり茶色や赤茶、白っぽい断層地層が美しい岩山の風景にかわります。
化石の森はその中にあります。
山全体が自然保護区として管理されています。
まず到着すると入口には小さな小屋があり小さな史料館になっています。
ここには腰には銃を備えた保安官おりジロっと睨みつけてきます。
完全にビビりの私は怖気づいてしまったのですが
『化石を壊さない事』『決して化石を持ちかえらない事』と告げて
あとは小屋に帰ってしまった。
そうあとはご自由にご覧ください状態なのです。
いざ遊歩道へいくと目の前にはゴロゴロと大木(かつて大木だった)の化石がゴロゴロと転がっている。
大昔の樹木が地底深くに堆積した後、この周囲の地層の隆起により山上にせり上がって化石の森が出現したのだということです。
年輪もはっきりわかるほど保存状態もよく、それも6,500万年前の樹というからただただ驚きです。
化石は持ち帰りはできませんが触りたい放題です。というよりそこいらじゅうに化石のかけらが転がっています。
遊歩道は全てまわると2時間近くかかるぐらいの広さですが、園内にはスタッフは1人もおらず、(私が訪問したのも夕方閉園間際ということもあり)1880ヘクタールという広大な園内は完全に一人状態。
足元には6,500万年前の化石に囲まれ、風の音だけがビュービューと吹き渡る・・・
そんな世界に居るとタイムスリップしてしまったような錯覚も覚えます。
そんな異次元の世界を体験したい方には是非おススメです!
■アクセス■
国際線でアルゼンチンの首都ブエノスアイレスへ、
そこから国内線でコモドロリバダビア空港へ(所要2時間前後)
ここから一路ボスケ・ペトリフィカードへ国道を突き進みます
(片道150km/約2時間)
途中から未舗装路になり車中にも土埃がすごい状態になるのでデジカメなどの防塵対策もお忘れなく!
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