念願のエンジェルフォールを見に行ってみた!1日目。(ベネズエラ)
- 2016.05.06
- スタッフブログ,泉のちょっとそこまで行ってきた,世界遺産,ベネズエラ
いよいよ最大の目的であったエンジェルフォールを見に行こう!私は13人のフランス人グループと、今ブラジルで働いているという日本人の男性と計15人+英語ガイドのグループでカナイマから1泊2日のツアーに参加しました。
出発はタプイロッジを10時AM頃。通常日帰りツアーや、1泊2日でも2日目に空港からそのまま出発するようなスケジュールの場合にはロッジを早朝または朝出発します。私たちは戻ってからさらに1泊以上の滞在があるので、出発はわりにゆっくりのこの時間でした。まずはボコボコの山道をトラックでボート乗り場へ。
途中ウカイマの滝を上から見ることができる所に立ち寄りました。前日夜の大雨のせいでしょう、ものすごい勢い!
ボート乗り場で乗船手続きをして・・と言ってもノートに名前を書くだけですが。笑 荷物は水しぶきで濡れないようにボートの後ろの方へ積み、ビニールシートでカバーします。(すぐに取り出せないのでカメラは必ず手元に!天気に不安がある時はレインポンチョも用意しておきましょう。)
さて、いざ出発!ボートには小さな座布団があります。最初は このボートで何時間も川をさかのぼる・・・大丈夫かぁ????と思ってしまいましたが、出発してみると意外に振動なく、そんなに揺れないし快適じゃ~ん?グングンあがるスピード、広い広い青い空に爽やかな風、うわぁ~気持ちいい~♪ (´∀ `)
https://www.facebook.com/turismolatinojapan/videos/1190462470964609/
広く大きなカラオ川をさかのぼります。ぐんぐん近づいてくる切り立ったテーブルマウンテン!太古の昔からこの風景が広がっているんだろうなぁ~。映画ジュラシックパークだとここに大きな恐竜がノッシノッシと歩いて・・笑 つい、いろいろと想像してしまうようなダイナミックな景色です。 おっと、ついつい わ~~~!!と口を開けて見ていたら前歯が乾燥して唇がくっついた・・・ 笑
よく見ると切り立った岩肌から無数の小さな滝が流れています。
夢中で景色を眺めていましたが、ふと気が付けばあ~そろそろお尻が痛くなってきた・・最初はいいじゃん、と思った座布団もだんだんとつぶれてペタンコに・・膝も狭い足場に曲げっぱなしでかたまっちゃった。アタタタタ・・というところで休憩タイム。ふぅ。助かった。
きれいな水が流れ込む小さな滝で休憩とBOXのランチ。ハムとチーズのサンドイッチとビスケット、チョコバーにコカ・コーラとお水。泳ぎたい人はジャポーン!私は泳ぎは得意じゃないので遠慮しました。だって川の水、冷たっ!
さて、45分くらい休憩の後再び出発~。
さらに1時間さかのぼると、だんだんと川幅も狭く、水深も浅くなってきました。
水の透明度は素晴らしく、コーヒー色の水を通して見える岩はオレンジ色、水草は緑、小魚が泳ぎ、なんともきれいです。こんなに大きな川幅の広い川なのに!
力強い船頭さんが川の水深が浅いところを避けて舵を切っていきます。たくましい背中です!笑
ガリガリガリッ ゴゴッ 時には岩にボートをこすりながらエンジェルフォールの麓、ラトン島に向かいます!見よこの見事なオールさばきと迫力!
https://www.facebook.com/turismolatinojapan/videos/1080035908673933/
普通に持っているように見えるこの木のオール、これが結構な重さなんです!
おおおおおっ!いよいよ見えてきました~エンジェルフォール!うひょ~!カッコいい!
ラトン島上陸~。ラトン島での本日の宿はココ、ハンモックキャンプです。屋根はあるけど壁はありませ~ん。シャワーと水洗トイレはあります。もちろん共同です。キャンプ場ですからブロック塀と木でできた簡素な設備です。シャワーのお湯は・・水です。でも気温が高いのでまぁ、我慢できるかなという感じです。つまり海の家のシャワーってとこです。 (私は結局1泊我慢してしまいましたが。笑)
それぞれ好きなハンモックを決めて休憩~♪ と思ったら!?ガイドさんがやってきて 「君たちは(私ともう1人の日本の方)これからすぐエンジェルフォールを見に行くから!」と。 ??? なんで???もう午後も3時過ぎてるし明日見に行くのでは?
え?え? 急かされるままにボートに乗せられ、そして麓から必死に山道をついていく!英語ガイドさんはキャンプに残り、さっきまでボートを滑らせてくれたローカルガイドのお兄さんが先頭を切ってスタスタスタ・・身長は180以上は確実にあるであろうお兄さんの足は長く、ついていくのに必死!もっと普段から運動しておけばよかった。。。
なんだか空も曇ってきた・・木々がうっそうと茂るジャングルの道は暗く次第に険しくなってきて・・・待って~おいていかないで~!こんなところで迷ったらただでさえ方向音痴なのに生きて帰れない!必死についていくこと約1時間、お!エンジェルフォールの看板が出てきた!
おっと、そこに早朝に出発していったグループがちょうど下山してきました。このグループは1泊日だけど翌日早朝にキャンプを出発してその日のうちにカナイマ発の飛行機に乗る人のグループですね。 あれ!シウダーボリーバルのホテルからフライト、タプイロッジとずっと一緒に移動してきて仲良くなった台湾&ドイツ人ご夫婦も、ちょうど降りてきました。 Izumi !? Why you are here now? うっ!必死の登山にすっかり忘れていた。なんで私は今日ここへ?? I don't know why..... 首をひねりながらもGood luck ! と笑顔で別れさらに上を目指します。
わ~~~~~~い やったぁ!(´∀`) 着いた~ミラドール!豪快に落ちる滝が目の前に。風にあおられて細かいミストが必死に歩いて汗をかいた顔に気持ちがいい!
でも嫌な予感・・・ポツ...ポツ... どんよりとした雲から雨が降ってきました。。。 や、やばい。時刻はもう17:00、あたりは日が暮れてきました。 さあ、下りようか、と歩き出したその時間、すでに私たちが最後の下山者に。 私はまた必死についていきます。がしかし!30分も歩かないうちに当たりは闇につつまれて・・頼るは自分の懐中電灯だけ。おいおい。そして雨はと言えばドッシャーーーーー! ま、まじか・・・(´□`|||) 懐中電灯を消したら・・・ キャーーーーーおいてかないでぇ 泣
道が大雨で川になり、川の中を必死に歩き・・・とうとう転けた。頬骨を強打した。ムムムム・・ピキピキ・・怒りが込み上げる中、うぉぉぉぉ!!!あまりにムキになって歩いたもので、30分以上前に下山していったグループのしっぽに追いついた。。。
あ!タプイロッジにいたガイドさんだ!ホッと一安心♪ ガイドさんも私を覚えていた。そして走りよってきた。Why you are here now??? ・・・。
それはこっちが聞きたいよ!半べそ状態で事情を話すと一言、彼(ガイド)はきっと間違えてるね!彼にもう一度言った方がいいよ! ちーん・・・。
レインポンチョを着ていたものの、全身ずぶ濡れになりながらキャンプにようやく帰還。 早速ガイドに私のスケジュール、間違ってない!?? そこらじゅう擦りむいた足も、殴打した顔も痛かったのでついつい激怒してしまった。。 結局この夕方のエンジェルフォールはもう一人の日本人の彼だけが行くもので・・私は行かなくてもよかったことが判明。うっ (-_-;)
ごめん、ごめん、明日もう一度一緒に行こう、とガイドさんと約束し一応解決。 ふぅ。
クタクタ・ペコペコになったところに美味しい夕食。炭火焼ローストチキンは最高~! なんだか怒りも吹っ飛んだ。 そして今夜は初めてのハンモックの夜。なんか子供の時想像していたワクワク感がよみがえってきた。むふっ♪
と思ったのにハンモックに雨漏りが・・ おおーい。そう、夕方から降り始めたどしゃ降りはまだまだ続いていたのです。トタン屋根に当たって声も聞こえないほど。慌てて荷物を雨漏りの無いハンモックに移し・・
今日はついてなかった。明日に期待しよう。明日は晴れますように!こうして念願のエンジェルフォールでの夜がふけていったのでした。 Z z zzz...
エンジェルフォール2日目に続く!