クエバ・デ・ラス・マノス(手の洞窟)
- 2015.11.20
- スタッフブログ,K’s JOURNEY,アルゼンチン
1999年世界文化遺産にも登録されたクエバ・デ・ラス・マノスはパタゴニア中部にあり先住民によってつけられた数多くの手形や動物の描かれた洞窟 こちらをご紹介させていただきます!
見所といえば何と言ってもその規模と数の多さ。全て合わせると800以上もの手形や
生き生きとした動物たちの壁画を見ることができます。
現在の研究では一番古いものは9000年前と言われ大きく分けて3時代に分類されており
園内はすべて常駐している英語ガイドが解説をしてくれるのでとてもわかりやすい。
公園のゲートから管理事務所までの道のりもグランドキャニオンを思わせるごつごつとした岩の大地とその間に広がる渓谷の景観
管理事務所には常に英語ガイドが常駐しており1時間毎にツアー形式でガイドしてくれます
いよいよツアースタート 高さ100m近くもある大きな岩山の端に添って添うように遊歩道をすすむとせり出した岩の麓に急遽現れる壁画の数々
現在は保護の為フェンス越しになりますが見学デッキからは直接見ることもできます。
白い顔料を吹きつけることで手形をのこしたものや手に顔料をつけたもの、さらには3つ指や6本あるものも
9000年前とは思えないほどの色彩豊かな壁画の数々。
天井にせり出した岩が雨風から壁画を守っていたためとても良い保存状態なのがわかる
渦を巻いた尾の動物や狩りをする人、グアナコなどの今なお周囲に生息する動物たちの
姿も生き生きとえがかれています。
行く途中では壁画にもえがかれている雄大なパタゴニアの平原を悠々と歩くグァナコやニャンドゥと呼ばれる鳥も目にすることでしょう
■アクセス方法■
行き方はいくつかありますが代表的なルートとしてはカラファテから北へ542kmほどいったところにあるペリト・モレノという街からのアクセスが便利(カラファテのぺリトモレノ氷河とは別の街なので注意してください)
または大西洋側に位置するコモドロリバダビアから陸路で約500キロ西に移動する方法
他にもチリとアルゼンチン国境に位置するブエノスアイレス湖側のロスアンティグオスに宿泊してアクセスする(173キロ)のも便利(チリ側はヘネラルカレラ湖と呼ばれマーブルカテドラルで有名)
ジックリ時間をかけてチリ側のマーブルカテドラルをみて陸路国境移動してクエバデラスマノスをみるのも良いでしょう。
いずれのルートも決して楽な道のりではありませんが、車窓からグアナコやニャンドゥなどを見ながら行くのも楽しめますよ!
清水