コスタリカに行ってみた その6 – カウィータとプエルト・ビエホ・デ・タラマンカ
- 2015.09.28
- スタッフブログ,泉のちょっとそこまで行ってきた,コスタリカ
カリブ海側/パナマとの国境近くに位置するカウィータ。今回の一番の目的はナマケモノちゃん。ここ、カウィータには怪我をしたナマケモノや親とはぐれてしまった赤ちゃんを保護している施設があるんです。木の上の小さなナマケモノちゃんではどうしても顔が見られないのでスマイリ―な顔が見たかったのです。
さてさてコスタリカの玄関口サンホセに到着。カウィータまでは約200km。本当はサンホセ空港(近くのホテル出発)出発の混載バス(ツーリストバスが運行しています)を予約していたのですが・・なんと経由地アメリカに着いたころチロリーンとメールが。∑(゜o゜)ガーンなんと大雨の為運行中止するので返金するね、というメールが!!! チーン 今さら・・200kmも離れているのに足が無くなってしまった。
気持ちを切り替えてタクシーで向かうことに。お金より時間と安全が大事!サンホセのオフィシャルタクシーは赤い色のタクシーです。空港内にタクシー手配所などはありません。。こんなことなら最初から専用車を予約すればよかったな。(オフィシャルタクシーは基本、タクシー会社に電話しないと来てくれません。空港で客引きをしているタクシーは白タクの場合が多いので要注意!)
私は空港にきてお客さんのサポートをしていたいつもお世話になっている現地のつよーい味方!旅行会社、SWISS TRAVELのスタッフさんにタクシーを呼んでもらい出発。
タクシーのおじちゃんはもちろん英語は話せない。私はスペイン語が分からない。でも一生懸命話しかけてくれて優しいおじちゃんだった。
さて、本日から3泊するお宿はプエルト・ビエホ・デ・タラマンカにあるHotel Cariblue。カウィータに泊まろうか迷ったけれどカウィータにはバックパッカーが集まる安宿が多く、あまりくつろげるホテルがない。そこでリゾート気分も味わえるリーズナブルなホテルです。 敷地内にはコテージタイプに棟が建っていていろいろカテゴリーがあります。ビーチまでは歩いてすぐ、道路を挟んですぐ向こうにありますが、宿泊棟は背が低いので残念ながら海がきれいに見えるオーシャンビューはありません。街までは歩くと20分くらいかかるのでレンタル自転車がお勧め。開放的なレストランでは美味しい朝食に夕食も。
ホテルの敷地内でもこんなカラフルなカエルちゃんもたくさん見つけることができます。緑と黒のマダラヤドクガエル。真っ赤なちびちゃんイチゴヤドクガエル。
道を挟んだ向こうにはビーチが広がります。早朝は人もいなくてプライベートビーチのよう!椰子の木にはリス、川が流れ込む入江には鷺のカップル?が。散歩には最高に気持ちいい! 浜辺には果物を売るおじさんも。この赤いの、名前を聞いたらアップルだっていうんだけど・・アップルじゃないよねぇ。。。味はすごく薄味の梨リンゴ・・笑 なんじゃこりゃ。
あ、そうそう。メインはSloth Sanctuary でした。ホテルで半日サンクチュアリツアーを申し込みました。公共のバスでも近くを通るそうですが本数も少ないし辺鄙なところにあるので時間節約の為ツアーに参加。サンクチュアリに着くとまずはボートツアーへ。何人か参加者が集まるとボートが出発するので場合によっては待たされる場合も。 この日はお天気雨で変な天気。ボートツアーは・・なくてもいいかも。おまけってとこでしょうか。 笑 運が悪かったのか、動物は何も見れず。唯一姿を見せてくれたのがワニ!最初は全く気付かなかったけど手が届くほどすぐ近くに!(゜o゜)!それから通常見ることができないようですが、ちょうど幼稚園のお遊戯の時間のような・・子供たちが運動しているところが見れました。 あたりまえだけどみんな逆さま...かわいい♪
ボートツアーの後に施設内の見学。ナマケモノの生態や彼らの置かれた現状について学びます。近年森林破壊で住む所を失ったり、心無い人間に迫害されて保護されている子がたくさんいるのです。電線で感電して落ちてしまったり。。心が痛い話をたくさん聞きました。 茶色の毛足の長い子はフタユビナマケモノ、黒っぽい短い毛のパンダのような模様の子がミユビナマケモノです。前足の指の数で名前が違いますが後ろ足はどちらも指3本です。フタユビちゃんは葉っぱや果物も食べますがミユビちゃんは葉っぱしか食べません。モコモコしているように見えますが体重は4kg~8kg程度。同じナマケモノでもいろいろ違うんです。
とても神経質で怖がりです。飼育員さんに必死に抱きついています。愛情込めて育てているのでしょうね。ツアー代金(入場料)は少々高いですが、保護していくにはやはりお金がかかりますので、この子たちが幸せに暮らせるようにと思えば決して高くないかな、と個人的には思います。興味を持たれた方、是非サンクチュアリへ行ってナマケモノちゃんを勉強してみてください!攻撃する事を知らない優しい彼らがいつまでも幸せに暮らせる自然と、平穏な心をもつ人間社会が上手に共存できる日が来るのを切に願います!
さてさて、午後はカウィータ国立公園へ。カウィータ国立公園はマヌエルアントニオと同様にビーチで泳いだり、トレイルの散策も出来ちゃう国立公園です。
おわっ!イグアナでかッ!!これはグリーンイグアナだって。どう見てもオレンジです。そう、繁殖期になるとオレンジに色が変わるんですって!それにしても木の上にいるっていう大きさじゃないくらいデカい!ひぃー。
あ!黄色くてかわいいヘビちゃんだ!
写真撮ろう♪ 近づいたその時ガイドさんが Be careful !この子は子供でまだ小さいから大丈夫だけど、猛毒があるから気を付けて!と。アイラッシュ・ヴァイパー(日本名:マツゲハブ)、目の上にマツゲのような突起があるからだそうです。大人のヘビに噛まれると命にも係わるとか。おー怖い怖い。
頭上にはホエザルさんファミリーを発見!ぼーーーーぼーーーーー吠えてる吠えてる。
残念ながらこの日は前日までの雨のため海に注ぎ込む水が増水、浜が分断されてしまって途中までしか歩けなくなってしまいましたのでここで断念。
カウィータの町はほんとに小さな街。B&Bと小さな商店、Barと食堂が点在するだけでした。このひなびた感じがまたいいのだけど。
サン・ホセからの混載ツーリストバスも数は少ないけどあります。
翌日は本当ならシュノーケルツアーに行く予定でしたが、やはり天候がすぐれず波が高いということでツアーは中止に。残念!!! ホテルの近くのプエルト・ビエホ・タラマンカの街をブラブラ。カウィータよりリゾートホテルが多く、B&Bやレストラン、カフェもあります。それからお土産屋さんやスーパーマーケット、ツアー会社のカウンターなどなど。 まあ、たくさんと言ってもカウィータよりは、という程度で本当にこちらも小さな街ですが。ここからパナマとの国境の街まで行くバスも出ています。海ではサーフィンを楽しむ人も。ここら辺ではジャマイカ系のドレッドヘアの人たちやお店も多く見かけます。
翌日、陸路国境を越え初めてのパナマへ! コスタリカからパナマへ国境を越えてみた へ続く。