クライマー
- 2014.09.18
先日、以前から気になっていた映画を見てきました。
”クライマー パタゴニアの彼方へ”という映画です。
映画の舞台となるのが、アルゼンチン南部パタゴニア地方にある小さな町エル・チャルテンと、その近くにそびえ立つ岩山セロ・トーレ。 標高3,102mのセロ・トーレを命綱だけで登頂するという、常軌を逸したチャレンジのドキュメンタリー。
トーレ湖の奥、周辺の山々とは異なる鋭く尖った山頂部が特徴のセロ・トーレ。
映像は実際の登頂者である”デビッド・ラマ”のヘルメットに装着されたカメラで撮影されたもので、圧倒的な臨場感でした。
常に命の危険がつきまとい、変わりゆく天候に翻弄されつつも、垂直、時にはオーバーハングしている岩肌を、僅かな突起と亀裂を探りあてながら、自らの手足のみで登り続ける姿は圧巻。
登頂を成し遂げるまでの記録映画なので、無事山頂に到達するという事実は分かっていましたが、それを忘れるくらいのスリルを味わう事が出来ました。
中腹から山頂までほとんど垂直。 これを素手で登るなんて・・・。
ヘリから撮影されたセロ・トーレ周辺の空撮画像も見事で、改めてパタゴニアの雄大な景観に惚れ惚れしました。 もちろんこんなハードなプランではなく、終日~2日間程度のトレッキングを楽しみながらのプランもありますので、興味を持たれた方は是非お問い合わせください。 (斉藤)