キューバ ビニャーレスの谷へ行ってみた。
- 2013.11.13
- 泉のちょっとそこまで行ってきた,キューバ,カリブ海
ハバナから終日ビニャーレスの谷ツアーが出ています。 ハバナを出ると道のりはのんびりした景色に変わります。
ビニャーレスはハバナから北へ約220km位。エルミタの谷と呼ばれる美しい景色を見に出かけました。 途中、ハバナから北に190kmにあるピナール・デル・リオの町に立ち寄りました。
あれれ、おっきな豚が街中を歩いているよ・・誰も気にしていないようだけど飼い主はどこに・・・?
ピナール・デル・リオはコーヒーや葉巻、タバコの生産地で知られています。また、ラムにグアバの実を入れて寝かせて作るグアヤビータデル・ピナールという人気のラム酒も。
ツアーではラム酒工場と葉巻工場の見学をしました。グアバの実の甘ーい香りとラム酒のいい香り。アルコール度数は40度!私は下戸なので残念ながらほんの一口しか口にできませんでしたが(もったいない!)、なんとも甘い良い香りが漂っておりました! 生産数が少なくてここでしか買えないので、遠くからわざわざ買いに来る人も多いそうです。
葉巻工場の方は、たくさんの女性たちが湿らせたタバコの葉1本1本を手でくるくる巻いて葉巻を作る行程から製品が出来上がるまでを見学しました。 写真撮影不可で残念!ピナール・デル・リオはコイーバなど高級葉巻に使われる上質なタバコの葉の産地としても知られています。
ピナール・デル・リオのマヨール広場をご紹介。 街の憩いの場所のようです。 子供たちや犬が戯れていたり、絵葉書やアクセサリーなどを売っている露店もならんでいました。
これぞザ・キューバ! くわえ葉巻にラム酒をたしなむしぶ~いオジサマ。あまりにこの景色にぴったりで絵葉書のようだったので声をかけて写真を撮らせていただきました。ひょっとしたらここのマスコットおじさんなのかな。(笑)今回の旅行で1、2を争うお気に入りの写真になりました。
リヤカーの野菜&フルーツ屋さん。
ピナール・デル・リオを出発し、文化遺産に登録されている渓谷ビニャーレスへ出発。
緑豊かな山や奇岩、先史時代の洞窟といった自然景観のなかにタバコの葉を乾燥させるための独特な木造建築が点在しており、その美しい風景が文化遺産として認められて登録されました。
ビニャーレスの谷にある岩肌に先住民によって描かれたという巨大な壁画。
壁画は高さ20m以上、幅は120m以上もあって、赤い色の人間、動物や恐竜の絵が描かれています。90年ほども経っているそうだけど、すごく色鮮やか! 雨風にさらされているのにどうしてこんなにしっかり残っているのだろう?
丸い優しい形の山々がつらなります。もっと天気がよかったらなぁ。
ビニャーレスの谷には岩の洞窟がたくさんあります。そのうちの一つ、インディヘナの洞窟(Cueva del Indio)の見学ができます。 洞窟入り口ではサトウキビジュースを搾って飲ませてくれる。(有料) 虫になった気分がする味・・(笑)
かつて先住民インディヘナが住んでいたといわれる洞窟内はひんやり涼しい。 植民地時代には奴隷の隠れ家、独立戦争時代には革命家チェ・ゲバラの隠れ家にもなったそうです。
自然が作り出した鍾乳石の間を、途中からはボートに乗って進みます。
洞窟探索の後はキューバ音楽を聴きながらのランチです。しまった~ランチの写真撮るの忘れた~。 陽気なキューバ音楽は気分を明るくしてくれますね♪キューバではカフェやレストランにバンドがやってきて陽気な音楽を聞かせてくれるレストランがたくさんあります。日本にももっとオープンスペースで音楽を聴きながらコーヒーが飲めたり、食事できるところがあればいいのに。
レストランの横にはタバコの葉を乾燥させている小屋がありました。 中にはぎっしりとタバコの葉が干してありました。 この葉がコイーバ(COHIBA)など高級な葉巻になるんですね。コイーバ葉巻は世界で最も高級で人気のある葉巻で、とてもリッチで滑らかな風味を持っているそうです。喫煙しないのでこれまた美味しさ(?)はわからないのですが。
ツアーも終盤、一路ハバナへ戻ります。 途中、ビニャーレスの谷が眺められるという高級ホテル・エルミタにて写真ストップ。 あいにくの天気でしたが何だか懐かしさを感じる景色を一望することができました。
ハバナからの終日ツアーで大きな都市とはまた違うキューバの田舎町を見に行ってみてはいかがですか?
山の次は海。 キューバ最大のビーチリゾート、バラデロへちょっと行ってみようか。