近未来
- 2010.12.29
すっかり更新が滞ってしまい失礼いたしました。
ブラジルに留学していた筒井も帰って参りまして、またマイペースな更新となりますが、引き続きよろしくお願いします。(留学中のネタはまだあるのかな?)
さて、話はゴロッと変わりましてiPhoneやAndoroid携帯などスマートフォンをお持ちの方も多いと思いますが、今月半ばに発売された「Word Lens」というiPhoneアプリには驚かされました。
既にご存知の方もおられると思いますが、スペイン語→英語、英語→スペイン語のAR翻訳ツールです。
ARとはAugmented Realityという略で、日本語では拡張現実と約されます(アルゼンチン航空ではありませんよ)。
コンピューターを使ってカメラなどを通した映像に付加情報加した環境をさす言葉のようですが、、とまあ、これだけではなんのことか分からないので、早速アプリ紹介の動画を見てください。
初めに出てきた女性が持っている文字は「VIENBENIDO AL FUTURO」というスペイン語。
そして、word lensを通して出てきた文字はなんと英語に翻訳された「WELCOME TO THE FUTURE」(ようこそ、未来へ)という文字!すごい!!
次は「Word Lens es un diccionario evolucionado」というスペイン語が、「WORD LENS IS DICTIONARY EVOLVED」(ワードレンズは進化した辞書です)と、次から次へのリアルタイムで文字が翻訳されていきます!!!すごい!!!!
私も中南米専門旅行社の一員としてその実用性は如何に?と調査する為に、早速アプリを購入してみました。
(アプリ自体は無料、アドオンでスペイン語→英語、英語→スペイン語がそれぞれ600円ずつです。)
まず、スペイン語会話集から旅行者がよく目にするであろう看板などに書かれているスペイン語。
「GRATIS」が「FREE」(無料)に翻訳されたり、「PROHIBIDO ENTRAR」が「PROHIBITED ENTER」(立ち入り禁止)に翻訳されたりと、なかなか実用性は高いと思います。
ただ単語単語での翻訳となりますので、「NO SE PREOCUPE」(ご心配なく)や「LO SIENTO」(すいません)などの熟語ははっきり翻訳はされてません。
あと日本でも使える可能性があるのはスペイン料理や中南米の料理屋で、スペイン語でしかメニューがない場合、このword lensを使うとはっきりとした翻訳は難しいですが、何が使われた料理か程度は判別できるかもしれません。
牛でも色々な英語があるのでそのへん英語が得意な方じゃないと難しいですが、「CONEJO」が「RABBIT」(うさぎ)と翻訳されるあたり、可愛い系、グロ系の動物は避けることができるかもしれませんね。
以上、辞書の方が便利?という印象が正直のところですが、今後、英語→日本語、スペイン語→日本語や、文章自体を翻訳してくれるソフトも出てくるかもと未来を感じさせる素晴らしいアプリでした。
興味のある方はこちらから。
http://itunes.apple.com/us/app/word-lens/id383463868?mt=8(itunesが開きます)
丁度、同じ時期にiphoneのアプリで待望のスペイン語辞書も発売されました(スペイン語を勉強されている方の多くが使っている小学館の辞書なので、品質は問題なし)。
また、世界一のガイドブック、lonely planetも以前からPDFでの販売をしておりますし、重い辞書やガイドブックをすべてスマートフォンなどにダウンロードして身軽に旅行を楽しめることになります。
http://shop.lonelyplanet.com/peru/peru-travel-guide-7
地球の歩き方などの日本語のガイドブックはまだPDF販売を始めておりませんが、発売ももう時間の問題でしょうね。
数年前では考えられなかったような旅行スタイルがどんどんと出てきている昨今、弊社でもお客様のニーズにお答えできるよう今後も最新の情報を取り入れつつご旅行をサポートさせて頂きます。
今年も残り数日、皆さんよいお年をお過ごし下さい。
2011年も宜しくお願いします!!