パタゴニア研修【ティエラ・デル・フエゴ国立公園編】
- 2017.05.24
- スタッフブログ,山中のラテンアメリカ冒険記録,パタゴニア,アルゼンチン
3月初旬にパタゴニア方面へ研修に行ってきました!!南極に最も近い世界最南端の都市「ウシュアイア」からスタートし、氷河観光の拠点でもある「エル・カラファテ」、世界三大瀑布のひとつの「イグアスの滝」、南米のパリとも呼ばれる「ブエノスアイレス」を訪問しました。
まず訪れたのは世界最南端の都市ウシュアイア!アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからは飛行機で約3時間半。到着時ウシュアイアはあいにくのお天気でした。明日は晴れていいお天気になりますようにと祈りながら就寝。
あ、、、雨降ってる。本日の午前中はティエラ・デル・フエゴ国立公園のツアーに参加しました。ツアーガイドがホテルロビーまでお迎えにきてくれます。ロビーにて参加者の名字を呼んでくれるのですが、ここでひとつ!名前に「Y」が入る方は要注意です!!なぜかというと、アルゼンチン人は「YA・YU・YO」を「や・ゆ・よ」と発音せず「しゃ・しゅ・しょ」と発音するのです。私は「山中(YAMANAKA)」なので、ずっと「シャマナカ」と呼ばれていました(笑) 慣れるまでは「いや、山中やし!」と思っていた私も、最後の方は自ら「シャマナカ」と名乗るようになりました。
さて、まずはバスに乗り「世界の果て駅」へ向け出発!バスに揺られること20分で到着です。雨が降っていたこともあり予想以上に寒くブルブル震えました。(荷物になるからとホテルにストールを置いてきたことを後悔。)
チケット窓口にてバウチャーをチケットに交換します。ここで身分証明書の提示を求められました。いつでも対応出来るように、パスポートのコピーは常に持ち歩くようにしましょう!
チケットに交換し駅構内に入ると、既にたくさんの人が列を作っていました。構内にはカフェや売店もあります。
そしてここからは「世界の果て号」という列車に乗って出発!指定席ではないので、空いている場所を見つけて好きなところに座ります。想像してたのより小っちゃくて可愛い! わかりやすいように私(153cm)と比較してみて下さい。
この列車はウシュアイアの刑務所に収容されていた囚人を移動させたり、伐採した木材などを運ぶために使われていました。昔はウシュアイアの中心地まで25km線路が続いていたのですが、現在は実際に使われていた線路のうち最後の7kmのみを観光列車が走っています。
途中マカレナの滝駅(地図③)で15分の休憩タイムがあります。ほとんどの人は滝の源流を見るため展望台まで登っていましたが、列車内で休憩も可能です。展望台まではゆるやかな階段が続いていて5分程度で到着します。往復だと10分かかるので、あっという間に自由時間が終わってしまいました。15分経つと車掌さんが笛を吹いて知らせてくれます。全員戻ってくるまで待ってくれるので焦らず戻りましょう!
列車が再出発し、さらに進んで行くとティエラ・デル・フエゴ国立公園内に入っていきます。この辺りから囚人達によって乱雑に伐採された木の切り株が一面に広がっているのが見えます。ウシュアイアの街に薪を運ぶために伐採していたようです。
写真だと霧で全然見えませんが、、、うーっすらとポコポコしているのが切り株です。奥の方までいっぱいです。
マカレナの滝駅を出発してから約30分で終点の国立公園駅に到着。ここから再びバスに乗って国立公園内を周ります。まずビジターセンターに向かい、30分ほど自由行動の時間があります。建物の中にはカフェやお土産屋さんがあります。他にもパタゴニアのヤマナ族や氷河の展示物もありました。
続いて訪れたのはビーバーダム!この公園内にはビーバーがたくさん生息しています。(夜行性なのでビーバーの姿は見られませんでした。)ビーバー達は元々ここにいたのではなくて、毛皮を採取するためにカナダから連れてこられ、その後繁殖し続け数がどんどん増えてしまったようです。そして、今では森林破壊が問題になっているそうです。
そしてツアー最後の目的地は公園の南端にあるラパタイア湾。アラスカから続くパンアメリカンハイウェイ・アルゼンチンの国道3号の最終地点(最南点)です。ここに来てやっと自分が世界最南端にいるという実感が湧きました。つい2日前までは日本にいたのに不思議な感じです。バイクや自転車で縦断してきた人達はもっと感動するんだろうなー!と思いました。
ツアーを終えウシュアイアの街へ戻り、午後からはビーグル水道クルーズに参加します。
山中