ウユニ塩湖からアンデスの高地を越えてみた。
- 2013.07.07
- 泉のちょっとそこまで行ってきた
ちょっとウユニ塩湖に行ってみた。 これは2009年にボリビア・チリに行った時の話です。
何も考えずにラパスに降り立ち・・・頭痛っ!
出発前に「食べる酸素」買ってきたからよし!今だ!と思って食べてみたが・・全然効かない(笑) よく読んだら、何時間も前に食べておかないといけないものでした(泣)
皆さん、注意事項はちゃんと読みましょう・・そして体になるべく負担のかからないよう、余裕を持った日程にしましょう!(私の辛い経験より)
私の目的はとにかくウユニ塩湖だったので、ラパスの街は通り過ぎました。
さっそく高速バスに乗ってオルーロへ。
私が行ったのは2009年、まだラパスからウユニ行きの飛行機は飛んでいませんでした。 飛んでいたら断然飛行機で直接行く方をを選んだなぁ。
といってもオルーロ経由、陸路もいろんな意味で興しろい道のりでしたが。
街では偶然お祭りが開かれていて、大賑わいでした。
バックパッカーの皆様、もし夜行高速バスでウユニ塩湖に行くならば防寒具必須!寝袋+ホッカイロ+できれば枕・・・ 寒さと振動は半端ないです! 夜21:00頃出発し、ボコボコ道を走る事8時間、早朝ウユニの街に到着します。
ウユニの街にはいくつも旅行会社があり、ウユニ塩湖ツアーを催行しています。ツアー会社によって日帰りツアーから山を越えてチリへ抜けるツアーまで色々あります。
注意:バックパッカーの皆様、現地でツアーを申し込むことはできますが、ツアーによって車がオンボロだったり、ガイドがスペイン語のみだったりしますので、ご自身で内容をよく確認して申し込みを!後から文句を言っても聞いてもらえません!
私は一人で予算にも余裕がなかったため(泣)旅行会社で混載ツアーに参加しましたが、お友達やご家族で安心、確実にツアーに参加するなら是非事前に日本から予約を。 日本語ガイドと専用車で自分たちだけのウユニをより満喫できるでしょう!
私が参加したツアーはウユニから塩湖を横切り、山を越えてチリのアタカマへ抜ける2泊3日のツアー。4WDはアルゼンチン、イタリア、オーストラリア、イギリス、そして日本と多国籍。 そこに英語ガイドさんと世話役の女性が一人。 このメンバーが集まるまで少し出発を待たされてしまったためウユニ出発は10:00を過ぎていました。
白銀の世界へいざ出発!かわいいワンコがお見送りしてくれました。
どこまでも続く塩、塩、塩。 目を見張る広さ!白さ!空の青さ! 眩し~っ!
途中、塩の採掘場、昔塩を運ぶのにつかわれていた列車が置かれている「列車の墓」、コルチャニ村の塩の博物館へ。
掘っても掘っても塩なんて・・ 不思議。
ウユニ塩湖の真ん中にあるPlaya Blanca.今は宿泊できないけれど、中の見学はできます。 壁も椅子もテーブルももちろんベッドもみーんな塩でできてます! なんか空気までしょっぱいような。(笑)
さらにさらに走って~インカ・ワシ島(イスラ・デ・ペスカ)へ。こんな感じにいろんな旅行会社の4WDが並んでます。
みんなでトリック写真を撮ったり ランチを食べたり 島に上って見渡したり大自然を満喫。 私も腕にのっけてもらいました!?
サボテンで、でか~い! これはトリック写真ではなくリアルサイズですっ!
さてさて ランチの後はさらに南へ!今夜の宿へ向けて出発!
あれ?なんか進行方向がまずくない?
あ!4WDがパンクした!? 早く直さないと雨が来るーっ
あ・・・ 一気に暗くなってきた・・ ふぅ、車が無事直った・・よかった~♪
どっしゃーーーーーーーーーっ!! 危機一髪。雨季は突然の雨に気を付けましょう!
でも私は雨期に行ったにもかかわらず鏡面状態のウユニ塩湖を体験することはできませんでした~。ちょっと残念。 もう1泊ウユニに泊まれれば見られたかな。
雨は30分もせず止み、順調に今夜の宿へ。 まさに何もない道をひたすら走ります。
今夜の宿はウユニ塩湖を抜けた湖畔のドミトリー。 安々混載ツアーだから仕方ないか・・。 ベッドもかたいなぁ。眠れないよこんなんじゃ・・ ぐぅぉーぐぅぉー・・・zzz(爆睡。)
夕食はスパゲティでした。簡単な夕食でしたが高山病気味の私には十分でした。
次の日も快晴♪あまりの朝陽の眩しさにワンコも目がシバシバ。
準備が終わったらいざ出発!近所にある唯一のお店でミネラルウォーターと頭痛を紛らわすキャンディを購入。
標高4000m~5000m級のアンデスの山々の間を走ります。
とにかく大地の土の香りと吹き抜ける風、雄大な景色、頭の中は空っぽに。 あまりの気持ちよさに大声で叫びたくなりました・・
途中砂漠に現れるオアシスのように湖が広がります。 ここもまた塩湖。野生のフラミンゴがいます。
湖畔で一休み。 トイレにもフラミンゴのマーク。
更に走ると今度はまっ茶色の大地に景色は一転。乾燥した大地にも岩には不思議とみずみずしい黄色の花をつけた緑の苔が。
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さて、私たちはここで昼食。日差しが強くて頭のてっぺんがめちゃくちゃ暑い・・・ 日焼け止め必須!(超強力なもの!)
午後は木の形をした大きな岩で写真ストップ。
お次は楽しみにしていた赤い湖ラグーナ・コロラダへ。 本当だ!赤い! 3種のフラミンゴが生息しています。 オペラグラスを持っていくときれいなフラミンゴを見ることができます。カメラは望遠レンズがないとなかなかきれいには撮れません。三脚があるとなお良し!
赤はプランクトンの色、フラミンゴはその赤いプランクトンを食べてピンクになるとガイドさんが教えてくれました。 フラミンゴはとってもきれいで優雅で可愛らしい。 でもこのピンクが全部プランクトンかと思うと・・・ちょっと・・・いや、かなり気持ちが悪いかも(笑)
今夜の宿は・・なんだか1日中直射日光に当たっていたせいか、すごく疲れて宿の写真を撮り忘れてました。 安々ツアーなので硬いベッドagain。 でも疲れていたのでシャワーを浴びて夕食を食べ、同乗のメンバーと少しカードゲームで遊んだあと、、、記憶なし。寝たことにさえ気づかず熟睡。 そう、もうここは標高4270m。富士山の頂上より高い場所なのです。体力の消耗が激しいのでゆっくり行動、腹八分食べてぬるめのシャワーを。 お酒はほどほどに。
いよいよボリビア/チリ国境に近づいてきました。 2泊3日ツアーの最終日、ラグーナベルデへ。
標高4400m、真っ青な空、エメラルドグリーンの湖、なめらかな山肌。 時間を忘れてしまう美しさ。
3日間一緒に回ってきた記念にパチリ。ドライバーさんともパチリ。
メイン観光スポットラグーナベルデを出発して山々の間の砂利道をひたすら走ります。 山肌には不思議な縞々模様が。 こんなカラフルな山見たことありません!
ボリビアリ国境到着。 え?ここ?
国境はここ? イミグレーションは?
トイレかと思ったら国境事務所だった!(ごめんなさい・・) 出国の判子を押してもらって、ボリビアのガイドさんとドライバーさん、アシストしてくれた女性と惜しみつつさようなら。
今度はチリのアタカマ行バスに乗車。
少し走るとチリ側の国境。チリの国境は立派なゲートに立派な事務所。 バックパックの中身まで調べる結構厳しい荷物検査の後、無事チリに入りました。 (動植物の持ち込み、麻薬類の持ち込み防止のため) チリ側に入った途端に舗装された道路!超快適♪ やはり経済力の違いでしょうか。
こうして私のボリビア大自然満喫の旅は大満足のうちに終わりました。 また行きたい!!