コロンビア⑧ アマゾン 最後の夜 【COLOMBIA AMAZON】
- 2016.08.25
- スタッフブログ,MINAMI DREAM JOURNEY,コロンビア
アマゾンで最後の晩餐としてみんなで食べた食事も、あっという間に過ぎていった。
暖かく迎えてくれたアマゾン、ありがとう。
湿度が多く、蚊も多く見たことのないような根の長い木や
どでかいタランチュラなど昆虫たち、
リスザルが木から木へ飛び移りキーキー吠えているアマゾンジャングル
海のような果てのない川で見た大きな夕日。ピンクのイルカが遠くではねて背びれをちらっと見せたり
早朝のバードウォッチングや桟橋からのフィッシング。
ボートやトレッキングで大自然を4日間満喫したなー
走馬灯のように思いを巡らしていた。
私の部屋はちょうどリバービューで素敵な景色がひろがっていた。
それぞれのベッドには白い蚊帳がかかっていてどこかのお姫様のような気分で寝ることができたのだ。
夜のジャングルは月明かりがうっすらと木々を照らして
川面に反射しているので真っ暗ではないが、木々の陰で暗い部分が多く
夜風で揺れていると、すぐそこの茂みからもふいに何か飛び出できそうで少し怖い。
ゲゴ・ゲゴ・ゲゴ・ぐあっ・ぐあっ・ぐあっ
川の流れとともに、動物たちが闇夜で鳴いている。
明日はこのアマゾンともお別れかーと思いながら眠りについた。
********************よる************************
ぴちゃぴちゃぴちゃ。
「え、なに?なに?」
顔を触ってみると濡れている。初めは夢なのかなと思った。
枕元にある懐中電灯をとっさにとってあたりを照らしてみると
さっきまで王族のものに見えてた蚊帳が風の勢いで巻き上がり幽霊のように揺れていて、あたり一面がびしょびしょだった。
というか部屋中濡れている!!
「え、なに?」
と何が起こったのかわからなかったが
嵐がやってきたようだ。
夜中から朝方まで大雨が降り注いでいた。
ヤシの葉で作られた屋根が落ちてくるのではないかという程の
大雨で、壁がなくすべて網で作られているロッジのため
横なぐりの嵐のような大雨と吹き込む風は恐ろしかった。
同室の子の安否を確認しに行くと、はこの状態のなか、
「え、雨??」位の反応をしてまたすぐ寝床についたので、
「すぐ寝るんかい!!」とわたしは余計にびっくりした。
部屋中が雨つぶでびしょびしょになり、乾かすために干していた服や、
部屋の中に出していた物を1階の雨が当たらない場所に
せっせと避難さたが、すでにほぼ濡れており、地球の歩き方もボトボト。
Tシャツもしぼれるほどだった。
ベッドも雨でぬれ、ぎゅっと押すとスポンジのように水がしみだしてくる。
「こんなことあるんか~!!」とおもいながら
トレッキング用の雨ガッパを着てフードをかぶりベッドに寝ころんだ。
強めのシャワーのような暴風雨を浴びながら嵐の木々をにらみつけ
お~でも眠いから寝ちゃう。と思い眠りこんでいた。
壁のないリバービューは要注意なんだなぁ。
となりのロッジのメキシコ人とスペイン人も夜中、叫び声をあげていた。
(こんなことは2年に一度くらいだと翌朝ガイドも話していたけど。。)
この最後の夜だけはきっといつまでも忘れられない。