大自然ペルー!アンデスからマヌー国立公園へ!抜けてみた。(1・2日目)
- 2016.08.18
- スタッフブログ,泉のちょっとそこまで行ってきた,世界遺産,ペルー
【1日目】
ペルーはクスコ、そう、あの有名なマチュピチュ遺跡への玄関口、標高3400mインカ帝国の首都から今回の旅行は始まります。
早朝クスコに到着した私はとりあえずホテルへ行き、まだチェックイン時間ではないのでロビーで休憩。 クスコは早朝出発される方が多いからでしょう、チェックアウトの時間が日本と同じように9:00~10:00と早めです。おかげさまで9時にはお部屋を用意してもらえました。
部屋で休憩していると翌日から参加予定の混載ツアーのガイドさんからお電話が。ツアーの説明にホテルまで来てくれました。食べ物のアレルギーはある?どんな動物が見たいとか希望はある?など聞いてくれてワクワクが膨らむな~♪
明日は早朝06:15出発。今日は早めに休んで明日に備えよう。天気が良いといいなぁ!
午後からぶらっとクスコの街を散策。
3回目のクスコ、やっぱり息が苦しい。。。ちょっと頭が痛い。。。 きれいな街並みを見ながらも眉間にシワ。 ん~(*_*) 標高3300mあるこのクスコではひたすら深呼吸。無理をせず身体を徐々に馴らしてゆきましょう。
やはり高所だからなのでしょう、あまり食欲がない・・こんな時はJUGOTERIA(フレッシュジュース屋さん)でフルーツ100%のジュースを。10種類くらいあるフルーツを好きに組み合わせてジューサーにかけてくれます。 それにしても出てきたジュースを見たら片手じゃ重くてフラフラしてしまいそうなほどの量。。。貧乏性な私、無理して全部飲んだらウップ・・・ く、、、苦しい。
街はコロニアル調の旧市街と、舗装された大通りが混在しています。アルマス広場周辺にはホテルやレストラン、お土産屋さんなど、味のある街並みにひしめいています。そぞろ歩きするだけでも楽しいなぁ。
でも頭がぼーっとする、お腹すかない… 食欲ないと言いながらせっかくだからここは名物の1つ、アンティクーチョをがっつりと。そして日本なら確実に2杯分はあるであろうフレッシュジュースを、さらにサラダもミニバーがあって食べ放題。 とても美味しかったけど後から胃がもたれたこと、言うまでもありません。苦笑
高山病にならぬよう、腹八分でやめるのが良いですよ。経験者は語る、です。胃薬、胃薬。
【2日目】
早朝06:20、ホテルピックアップ。各参加者のホテルを回って迎えに来てくれます。昨夜は時差ボケと車のクラクションでよく眠れなかったよ、まったく!どうして夜中の2時、3時にパープー鳴らすのかしら!!怒(-_-メ)
よし、気を取り直してクスコを出発して本日宿泊のCock of the Rock Lodgeを目指します。
クスコ市内を抜け、30分ほど走った道路沿いにCHUTAと呼ばれる窯焼きアンデスパン屋さんが並んでいました。
大きな窯に顔の大きさより大きな丸いパンを1枚ずつ1れて焼いています。 あたりは香ばしい、そしてほんのりと甘い香りの何ともおいしいにおいが広がります。焼き立てパンをみんなで食べようとガイドさんが買ってくれました。さすが焼きたて、まだ温かい素朴な味のこのパンは本当に美味しく、初めて食べたのになんだか懐かしい。
CHUTAを頬張りながら着いたウアカルパイ(HUACARPAY) の湿地・湖。天気は快晴!標高が高いだけに空気はヒンヤリしているけど日差しが強い!あ~ソバカスができる~(-_-;) でも気持ちよさMAX 。
水面には逆さ富士ならぬ逆さアンデス?!鏡のように映ります。
ここは多くの水鳥がやってくるオアシスなのでバードウォッチングができるというのですが、ガラスのようにうつりすぎて見つけづらっ!笑
ウアカルパイ湖周辺にはゴツゴツした岩にブッシュが生えたような乾燥地、それからピキリャクタ遺跡(PIKILLAQTA) がありました。プレインカ時代のワリ文化の人々が築いたかなり大きな規模の古代遺跡でここはほんの一部です。インカに大きな影響を与えたと言われるワリの遺跡にもかかわらず柵で囲まれるわけでもなく、遺跡横を朝のジョギングを楽しむ人が。
爽やかな冷たい空気にジョギング、気持ちよさそうだなぁとちょっと体操してみたら・・ はぁはぁ・・ぜぇぜぇ・・ 忘れてた、ここは標高3400m、富士山の頂上に近い場所にいるんだった。。。普段の運動不足がさらに体に堪えるわぁ。反省。
坂の下から何頭かの牛が歩いてくるのが見えた。 んん?ガサッモシャッ... ガサッモッシャッ と奇妙な音と共に茶色いかたまりが一緒に動いている(゜_゜?)
近くに来たらなるほど!刈り取った大きな大きな藁?の束を担いだ女性でした。なんともアンデスの生活の雰囲気の伝わる良い風景。私のお気に入りベストショットの1枚になりました♪
道の周辺のブッシュには無数の野鳥が。 カラフルな小さなハチドリがブーンブーン。
ん?動きをみるとハチドリだけど、随分遠いはずなのに結構大きく見えるな・・と思ったら世界でも最大級の大きさ、オオハチドリでした。色々な国でハチドリを見たけれどこんなに大きなハチドリを見たのは初めて!高いところから降りてきてくれなかったのが残念!もっと近くで見たかったなぁ。
バードウォッチングをしていたところに通りかかった女性たち。何ともアンデスの雰囲気、味が出ていて素敵です!こんなのどかな風景が見たかった!
さて、ここからピサック~サンサルバドル~などの小さな村を通りながら山を登ってゆきます。ピサックは日曜市で有名です。私が通った日は土曜日でしたので大きな市は開かれていませんでしたが、お土産屋さんはいくつか開いています。ベビーアルパカを抱いて写真を撮って~という可愛らしい女の子がたくさんやってきます。もちろん有料です。笑
街を抜けて山道に入るとピサック遺跡が見えてきました。
エジプトのピラピッドじゃないけど、こんなにみーーーーーーっちり隙間なく硬い大きな石を削って敷き詰めるなんて・・・。半端ない。 しかもこの高所で作業をするなんて考えただけでクラクラする。
ここからひたすら日光いろは坂なみのクネクネみち+舗装無しのボコボコ砂利道を登って行きます。車酔いする人には結構、いやかなりつらい道。気合い入れて行こう。
でもボコボコの途中に気分の悪さも吹っ飛ばすような素敵なアンデスの景色。
わぁ~(´∀`) 何とも言えないこの大好きな景色。澄んだ空気にのんびり時が止まったような景色、どこまでも続く道。アンデスっていい!
山の天気は変わりやすい。さっきまで真っ青な澄んだ空をしていたのに一転!?ドッシャーッと雨が降ってきた。かと思ったら一気に霧が下りてきて10m先も見えない!わわわわわ 危ない危ない。道から落ちそうなんですけどぉ(゜o゜;)
濃霧の中、マヌー国立公園入口までやってきた。濃霧の中はまるで冷蔵庫の中。さぶーいブルブル))))) おトイレ休憩とランチボックスを用意してくれたけど寒くてそれどころではないっ!国立公園=ジャングルのイメージだったけど、言われてみれば標高3400mのクスコからどんどこ坂を上がってきた。つまりここは3600m以上ある高所だったのです。富士山9合目くらいだろうか?そりゃ寒いわけだ。少々厚めの上着必須です。 標高が高くて頭がぼーっとしているのと寒いのとであまりしっかり食べられなかったけど、ハムとチーズのサンドイッチ、マッシュポテト、お肉にチーズ、コーンにオレンジ、デザートにブラウニーまでついたしっかりBOXでした。
ここからまた相変わらず崖っぷちのボコボコ山道を進みます。一路本日のお宿、Cock-of -the-Rock Lodgeへ。
ここまで来るとうっそうとした雲霧林になってきます。高山植物のような草花も見えてきます。そしてきれいなアンデアン・モトモトなどの野鳥、そしてガイドさんが見つけてくれたポトゥー。木と苔と一体化してわからん!
ようやく今夜のお宿、Cock of the Rock Lodge に到着。Lodge はコテージタイプ。
部屋に電気はありません!つまり~部屋の明かりはろうそくです。部屋はいい感じにロマンチックなんだけど・・せめてシャワールームには電気があると嬉しい。笑
っというわけで、このロッジに泊まるなら懐中電灯必須。懐中電灯がないと朝になるまでカバンの中身を探せません。 床を歩く虫も見えないから知らずに踏むかも。。(*_*) 当然ながらエアコンはありませんが、標高が高いので暑くて寝苦しいということはありませんでした。
バスタオル、ハンドタオルはありますよ。
!!要注意!! 部屋にコンセントがないので部屋でカメラやスマホの充電ができません。 ダイニングで充電をさせてくれるのですが、朝&夕方の時間が決まっていて満タンになるまで充電はできないです。つまーり予備バッテリーを必ず持って行った方が良いです! 私のカメラはバッテリー埋め込み型のカメラだったので電池マークは1/3まで減ってしまって、大ピンチでした。(カメラ2台持ちだったので何とかしのぎましたが)
夕食はダイニングでみんなで食べます。残念ながら写真撮れなかった~。(バッテリーが心配で充電優先!)でも美味しい麦のクリームスープとペルー名物ロモサルタードでした♪
蚊帳に守られ2日目就寝。 おやすみなさい。。。 3日目に続く。