エンベラ族の村、チャグレス国立公園(パナマ)に行ってみた。
- 2015.12.15
- スタッフブログ,泉のちょっとそこまで行ってきた,パナマ
パナマシティから車で北に約1時間半、チャグレス川の流域/チャグレス国立公園の中にパナマのインディヘナ(原住民)エンベラ族の村があります。そう、エンベラ族は居住域を政府から保護され、昔からの伝統的な暮らしを観光資源として収入を得て生活し、上手に現代と共存しているのです。
何もない細い道を抜け、公園の入り口の事務所で入場料を払います。事務所からほどなくチャグレス川のほとりのエンベラ族の村へ渡るためのボート乗り場へ。エンベラ族の村へは細長い丸木舟で向かいます。エンジン付きで乗り心地良。可愛らしいお出迎えさんがセイフティベストを持ってきてくれました。Mucha Gracias♡ 笑顔がとってもかわいいです。
15分もいくとエンベラ族の茅葺屋根の家々が見えてきました。澄んだ川の水と豊かな緑に囲まれ、川沿いではエンベラ族の生活を垣間見ることができます。
村への上陸の前に国立公園内の簡単なハイキングに案内をしてくれました。沢を上るとこのきれいなチャグレス川にそそぐ小さな滝がありました。マイナスイオンがいっぱいです。泳いでいいよ、と言われましたが山から沸き出た水はめちゃ冷たくちょっと遠慮。。。
エンベラ族の村に上陸!いくつかある村の中で私たちが訪れたのはトゥシポノ村。
とんがり屋根に高床式の家。風通しがよく、川の増水や虫、野生動物から守るとても機能的な家です。ああ~ここで昼寝したら気持ちいいだろな~(*´з`)
村では村長さんからエンベラ族の歴史や文化についてお話してくれます。男の人たちは堅い木材を彫った置物などを、女性たちは木の繊維を木の実や草の色で染めて編み込んだりして工芸品を作っています。観光業が主な収入源ですから、お土産げづくりは大事な仕事です。
お話を聞きながらふるまわれたランチはユカ芋と魚のフライ。揚げたての白身魚のフライはホッコリふわふわ。ユカ芋のフライもホクホクで本当に美味しい!!もちろん味は塩だけですが、いや~それで充分、というか塩だけが一番美味しい!もう一度食べたい。。。デザートにはパイン、パパイヤ、バナナなどフルーツ山盛り。
ランチの後は伝統の歌とダンスを披露してくれました。小さな子供たちや訪れた観光客も一緒に踊ったりして楽しい時間を過ごします。(動画もお楽しみください!)
そして最後はお土産にカラフルでかわいい工芸品を買いましょう!たくさんあって迷ってしまいました~。さんざん迷っていたらちょっとだけ安くしてくれました。やった♡笑
迷いに迷って買ったのはこれ。気に入った♡
でも本来はジャングルの奥地で自給自足の生活をしていた彼ら。野生動物同様に奥深いジャングルは伐採により狭められ、時代の波は本来の姿を変えてしまっていることを考えると悲しいな、と思います。観光客として訪れた私が言うのもおかしいのですが。。。